パーミッション とは、
UNIX 系のOS でディレクトリ・ファイル管理に用いられるもので、
ディレクトリやファイルに対してのアクセス権限の
ことをさします。
ファイルやディレクトリには、
- 読み込み権限 read
- 書き込み権限 write
- 実行権限 execute
と3つの権限あります。
この3つの情報は、このように、
- 読み込み権限 read ( 3ビット目)
- 書き込み権限 write (2ビット目)
- 実行権限 execute (1ビット目)
3ビットで表現できるので、
よく8進数で表現されます。
また、
UNIX OS には、
ユーザー・グループという概念があります。
あるファイル、ディレクトリに対して、
アクセス権限を、
自分自身
自分が所属しているグループのユーザ
その他のユーザー
と、設定出来ます。
よって、あるファイル、あるディレクトリに対して、
- 自分自身
- 読み込み権限 read
- 書き込み権限 write
- 実行権限 execute
- 自分が所属しているグループのユーザ
- 読み込み権限 read
- 書き込み権限 write
- 実行権限 execute
- その他のユーザ
- 読み込み権限 read
- 書き込み権限 write
- 実行権限 execute
と1つのファイルやディレクトリに
これだけのアクセス許可設定を行えます。
- 自分自身
- 読み込み権限 read(3ビット目)
- 書き込み権限 write(2ビット目)
- 実行権限 execute(1ビット目)
- 自分が所属しているグループのユーザ
- 読み込み権限 read(3ビット目)
- 書き込み権限 write(2ビット目)
- 実行権限 execute(1ビット目)
- その他のユーザ
- 読み込み権限 read(3ビット目)
- 書き込み権限 write(2ビット目)
- 実行権限 execute(1ビット目)
ユーザアクセス権限はそれぞれ3ビットで
表現されますので、8進数で表現出来ます。
例えば、あるファイルが
- 自分自身
- 読み込み権限 あり
- 書き込み権限 あり
- 実行権限 あり
- 自分が所属しているグループのユーザ
- 読み込み権限 あり
- 書き込み権限 なし
- 実行権限 あり
- その他のユーザ
- 読み込み権限 あり
- 書き込み権限 なし
- 実行権限 あり
というアクセス権限となっている場合、
8進数表現をすると、
755
となります。
これだけのアクセス権限の設定を、
たった3つの数字で表現できるんです。
すごいですよね!
FTPクライアントソフトで、
「ファイル属性を755に変更」する。
ということがありますが、
この 755 にはこのような意味があるんです。
2進数と8進数が理解できれば、
難しい話ではないですよね。
タグ: 百科事典
投稿日時 : 2009年12月24日 19時11分00秒
カテゴリー : コンピューター, パソコン用語集
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